癌について

近年有効な肺癌治療が報告され、その成果が次々と報告されております。
しかし、本当に“肺癌”は治ってきているのでしょうか?
米国では、毎年全ての癌患者さんの罹患率、5年生存率が詳細に報告されております。
その中で、肺癌の5年生存率を見ますと、1974年の12.3%から1995年の14%へと約20年間にわずか1.7%向上しただけです。
日本でも肺癌の縮小手術が行われようとしていた1995年当時、外科医として肺癌手術をしていた当事者の一人として、私は米国留学中にこのデータを見た時大きなショックを受けました。
その後も医学は確実に進歩し、その治療成績は改善されつつあります。
しかし、食道癌、胆嚢癌、肺癌、膵臓癌、肝臓癌、骨髄性白血病の5年生存率は未だに10%台であることを認識すべきです。
これを早期発見するには、早期検査が有益であることは、論を待たないところです。